秋色に染まる大仲津谷に吹く風は冷たく… |
2017年11月4日(土)曇り時々雨
奥美濃 揖斐坂内 大仲津谷~おいし山 単独
諸家春日神社8:40ー紅葉滝9:30ー30m滑多段滝10:00ー
おいし山11:00~20ー林道12:30ー春日神社13:00
気になっていた揖斐坂内、諸家の大仲津谷左俣に行ってきた。
沢自体は予想に違わずすばらしかった。
登りついた955Pにある大岩も一見の価値があった。
しかし、天候が悪く、予定していた長尾の三角点踏査は中止した。
諸家の春日神社に着くと弱い雨。
回復傾向にある事を信じてカッパを着て出発。
大仲津谷は何時もより水量が多い。
二俣手前の10m斜瀑も水を吹き上げるような勢いだ。
まずは紅葉滝を訪れる。
この時分に見るのは初めてだ。
水量を増した滝と回りの色付いた木々がなかなかいい。
杣道を利用して尾根を乗っ越して左俣に下りる。
ここは9月にUMAくんが登って先を越されている。
が、そのレポは読まずに今回のぞんだ。
今日は滝は巻き巻きで行こうと思っていたが
現われた4mを早速直登…
630m二俣には形の良い岩屋があった。
ここを左に進んで意外と早く690m二俣に到着。
左は涸れている。
右を見ると目を見張る滑多段滝。
30m程だろうか。
最上部には今にも転げ落ちそうな岩が載っている。
地形図を見て何かありそうだと思っていたがその通りだった。
慎重に一段ずつ登っていく。
見上げた滝も良かったが途中から見下ろした景色も良かった。
最上部はひとつの岩だけでなく幾つも折り重なっていた。
その中に潜り岩になっているものがあり潜ってみる。
すると熊の糞があった。
この辺りにも生息しているのだ。
その後も2~5mほどの滝があり、潜り岩も幾つかあって楽しい。
850m二俣は左に滝がかかり、右は涸れている。
方向的に右を詰めていくとやがてヤブ尾根にのり大岩近くに出た。
masaさんがレポしていた大岩は思っていたより大きい。
花崗岩で真ん中辺りで二つに割れている。
この割れ目がコンパスで見ると調度磁北線と重なって面白い。
西側の岩には登れそうだった。
しかし吹きすさぶ冬の風に体温を奪われ気力が湧かない。
ブナの稜線を南西に進み沢に下りて一気に下降。
二度目の拝顔となるハンサムお金明神は今日は何だか素っ気ない。
出合に出て正面の斜面を登り林道にあがったら
後はひたすら温もりを求めて春日神社を目指した。