2021年 09月 26日
不動山想定沢登り…貝月谷 |
貝月谷林道駐車地7:10ー入渓7:25ー
800m二俣8:50〜9:00ー1010三俣10:10〜30ー
貝月山山頂11:50〜12:50ー登山道ー駐車地14:30
当初は沢泊で不動山を訪れる計画だった。
しかし、日曜日の天候が怪しげだったので直前に中止。
沢慣れのしていないogurinの練習を兼ねて貝月谷へ向かった。
貝月谷は気軽で緊張感なく流芯をいける楽しい谷だ。
今回はゆっくりとした遡行の中で
今まで見なかった風景を発見したりして楽しさが増した。
詰めでは薮の急斜面や軽い笹薮漕ぎがあり
不動を目指すogurinにも良い練習になったと思う。
もちろん、不動本番の薮とは比較にならないが。
堰堤を越えた所から何時ものように入渓。
すぐに美しい造形の流れが迎えてくれる。
今日は積極的に流芯を行くと打ち合わせている。
沢慣れないogurinには少々きついかと思ったが流れの中を進む。
足の置き方や、重心の移動などに注意するよう話すと
自分なりに工夫してついてくるogurin。
そばつるからも色々アドバイスを受けていた。
この滝、左側の三日月形の滝を登りたいと思っているが未だ果たせず。
今日も遠慮しておく。
頑張って後をついてくるogurin。
あえて手は出さない。
ゆっくり遡行している所為だろうか、
今まで素通りしていた貝月谷の美しさに気付かされる。
大きな淵を持った巾広の美しい斜瀑。
これも流芯を登る。
手出し無用。
740m二俣には栃が立ち並ぶ。
改めて見るとここの雰囲気もいい。
740m二俣を越えた左岸に小滝がかかっていた。
あんな滝あったかなあ、と近づいてみる。
するとその奥に広がる樹林がすばらしかった。
貝月谷はこんなに豊かだったんだ、と驚かされた。
岩場の奥に消えたなあ、と思ったら岩を潜り抜けてきて
にっこり笑うお茶目なそばつる。
800m二俣を越えると巨岩が両岸に散見できる。
大きな岩屋を作っているものが多い。
そんな中で何かありそう、と登った台地は苔むして癒しの空間だった。
気になって見に行った中腹の岩屋は地がならされていた。
何かの動物のすみかになっているのだろうか。
裏見ができそう、と入ってみたもののちょっと狭かった。
溝状の滝も流芯を楽しく登っていく。
出てくる小滝は積極的に登る。
だんだん慣れてきたのか登る姿に安心感が出てきた。
最源流部。
豊かな樹林に囲まれいい雰囲気。
だけど地盤が脆い。
段差で足を掛けた岩が崩れたり、手をかけた岩がはがれたり。
枝が低く張った急斜面をを枝をかき分けかき分け登る。
山頂から北東に延びる尾根に出てからも枝をかいくぐりながらの前進。
最後は笹薮漕ぎをして山頂展望台脇に出た。
図らずも不動山を想定したような詰めになった。
でも本番はこの数倍。
晴れ予報だったのに雲が空を覆い遠くは霞んでいた。
それでも蕎麦粒山や天狗などは明瞭に見えた。
また南には琵琶湖がうっすらと伺う事ができた。
テーブルに陣取って休憩をしていると
数組のハイカーが入れ替わり立ち替わり訪れる。
彼らにはさぞかし違和感のあるパーティに映った事だろう。
by two2106
| 2021-09-26 10:36
| 沢登り
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