2019年 03月 04日
雪を求めて、北アルプス北端・白鳥山へ |
上路・十二社7:40ー標高点621m9:20ー
標高点881m10:30ー山頂12:00〜35ー標高点1010m12:50ー
標高点881m13:00ー十二社14:30
やまちゃんに声をかけてもらって
北アルプスの北端に位置する白鳥山に行ってきた。
北アルプスと言っても標高は1300mに満たない。
現地へ向かう道中、雪の状態が気になった。
白鳥山山麓の上路は集落内にもまだ残雪が見られる。
出発点になる十二社境内は雪がどうにか奥に続いているようだ。
出発からシール歩行ができ気が軽くなる。
寡雪の今シーズンだがあるところにはあるもんだ。
雪面は朝の冷え込みの為に固い。
すぐに急斜面に取り付くが慎重な登高となる。
また、ヤブも結構うるさい。
先週のオゾウゾ山に比べればマシか。
ヤブ尾根を進むとやや距離のある急斜面。
僕はたまたまルート取りがよく上手く乗越せたが
みんな苦労していたようだ。
緩い尾根を進むと再び急斜面。
更に固さが増していてなるべく陽の射すところを歩くものの
難しくなり途中でクトーを装着。
やまちゃんはシートラで登っていった。
ベテランのTさんは流石にしっかりとした足取り。
キックターンが苦手だというYさんはやや手こずり気味。
雪は固いが無風なので登高していると暑い。
汗が夏のように吹き出てくる。
上部で感じのいい若いブナ林が迎えてくれた。
太いブナは全くない。
標高点881mに出ると山頂が見えた。
そこまで緩やかなうねりのある尾根が続く。
まだまだ遠い。
好天で日差しが強い上に無風。
熱中症で遭難するんじゃないかとの冗談も飛ぶ。
振り返れば穏やかな日本海。
ロケーションはとてもいい。
徐々に山頂が近づいてくる。
雪庇が崩れた痕が見られるが
雪庇はそれほど発達してなかったようだ。
後ふたつ急登を越えれば山頂だ。
頑張るぞ!
ここで滑降してきた単独スキーヤーとすれ違う。
東側の尾根を登ったそうだがすごい薮だったらしい。
最後の急登。
北面なので陽が差しても雪があまり緩まない。
慎重に登っていく。
西稜線が合わさってきて山頂台地に出る。
広々として気持ちいい。
その先の丘が山頂。
二人組の登山者が下山してきた。
ダイレクト尾根を登った、と言っていたがダイレクト尾根ってどこ?
テレマークの単独の方も見えた。
やはり東側の尾根を登ったが薮がひどかったので北西尾根を下るのだそうだ。
可愛らしい黄緑の小屋が建つ山頂に到着。
遮るもののない360°の眺めだ。
小屋は積雪期には二階の窓から入れるようだ。
ブーツを脱ぐのが面倒で中には入らず。
山頂から南の眺め。
知らない山域で山名がわからない。
北アルプスであることは確かなのだが。
東を見れば焼山の特徴ある姿が遠くに霞んで見えた。
わずかに休憩して滑降準備。
ひとりなら一時間以上は居座りそう。
さあ、滑りましょう。
北面の広々とした斜面を見つけて飛び込む。
雪は固めだけど気持ちいい!
(写真のスキーヤーはやまちゃん)
その後、クラスト急斜面をヒヤヒヤで下りて
標高点1010mで尾根に乗る。
尾根上は雪面が波打ち我慢の滑降。
標高881mで気持ちのいい斜面を滑ると方向がおかしい。
みんなで地形図を確認してルート修正。
やや開けたところもあるが積雪量が少ない為か
樹木の密度が高く慎重な滑り。
雪量があれば気持ちよく滑れそうな斜面が多い。
が、今回は修行の様な滑りが続く。
下部では薮の中を切り抜けるような滑り。
それでも思った程難渋する事もなく下山できた。
終わってみれば楽しいスキー山行だった。
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by two2106
| 2019-03-04 23:40
| テレマークスキー
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Comments(2)